常総ふれあいの杜様は、常総地方広域市町村圏事務組合が指定を受けている、障がいのある人のための支援施設です。その常総ふれあいの杜様が今回、「福祉の森」を導入した経緯とその効果について、社会福祉法人日本キングス・ガーデン 理事長代理 兼 特別養護老人ホーム筑波キングス・ガーデン 施設長宇都宮和子氏、常総広域障害者支援施設「常総ふれあいの杜」 施設長 藤原裕也氏、同施設 支援職員 竹内真由美氏にお話を伺いました。


-
- 導入経緯
- 必要な情報をすばやく引き出せるシステムを検討
-
- 導入のポイント
- コストと機能性、情報入力のしやすさが決め手に
-
- システム概要
- 使いやすい検索機能により、必要な情報を迅速に取得可能
-
- 今後の展望
- 創作・生産した成果物の販売に向けたシステムの拡充に期待

- ケア記録などの情報を、勤務時間が異なる職員とも、スムーズに共有したい。
- 受診などの際に、過去のケア記録をすばやく、まとめて確認したい。

- 円滑な情報共有により、ケアの水準を均一化できるようになった。
- 必要な情報をすばやく引き出せるようになった。
必要な情報をすばやく引き出せるシステムを検討
社会福祉法人日本キングス・ガーデン
理事長代理 兼
特別養護老人ホーム筑波キングス・ガーデン
施設長 宇都宮和子氏
- 常総ふれあいの杜様は、常総地方広域市町村圏事務組合の指定を受けた施設だとお聞きしました。
- 私たちはもともと隣接地で、筑波キングス・ガーデンとして高齢者向けの施設を開いており、27年間に渡る特別養護老人ホームの運用実績を持っていました。そこへ、4市町村による障がい者向け施設の公募の話があり、手を挙げたのが常総ふれあいの杜のスタートです。これまで高齢者向け施設の運営で培ってきた、「鍵をかけない」、「入口を開けたままにしておく」などのオープンな姿勢は、常総ふれあいの杜でも活かしています。(宇都宮氏)
- では、新しい施設の開設にあたって、システム導入を進めた要因はどのようなことだったのでしょうか?
- 職員の勤務態勢は不規則ですから、情報を共有していないと、ケアの水準を統一できません。いつでも均一なケアを実施していくためにも、職員同士で情報を円滑に共有する必要がありました。(宇都宮氏)
- 入居者が医者にかかる必要があるとき、過去のケア記録をまとめて参照します。その際、紙に書かれた記録ですと、なかなか目的の情報を探して引き出すことができません。そうした記録を即時に得られるようにするため、システムを導入することを決めていました。(藤原氏)
INDEXへ戻る
コストと機能性、情報入力のしやすさが決め手に
常総広域障害者支援施設
常総ふれあいの杜
施設長 藤原裕也氏
- システムを検討する際には、どのようなポイントを重視しましたか?
- システム導入にあたって、一番重視していたのはコストパフォーマンス、その次に入居者個人や日時などの視点からデータを抽出できるかどうかの機能性です。「福祉の森」には、私が希望していた機能が備えられていました。実は、ほかにも機能面で良さそうなシステムがありましたが、そちらはコストがネックとなり、選考から漏れました。(藤原氏)
- 現在約70名の方がこちらの施設を利用しています。その一人ひとりについて記録を残す必要がありますので、情報入力のしやすさについては特に重視していました。(竹内氏)
- ほかには、選定の決め手となったポイントはありましたか?
- 同じ筑波キングス・ガーデン内の軽費老人ホームですでに「福祉の森」を導入していたため、実際の使用者の意見を聞くことができました。このことは、導入を決定した要因の1つになりました。また、営業員の姿勢も含めて、システムに何かあったときは、誠心誠意対応してくれる体制があったということも大きかったと思います。(藤原氏)
INDEXへ戻る
使いやすい検索機能により、必要な情報を迅速に取得可能
常総広域障害者支援施設
常総ふれあいの杜
支援職員 竹内真由美氏
- 「福祉の森」は主に記録の部分で使用されているということでしょうか?
- 記録以外には、請求の部分でも「福祉の森」を使っています。記録のシステムと請求のシステムが連携しているので、入力作業がスムーズに実施できます。(竹内氏)
- 実際の効果という部分ではいかがでしょうか?
- 一番良かったのは検索のしやすさです。たとえば、入居者が発熱した場合、「熱」という言葉で検索すると、「熱」を含む記録がまとめて表示され、さかのぼって確認できます。ほかにも文章で検索をかけられるので、必要な情報をすばやく取得することができます。また、職員としても入力の簡素化に向けて、定型文を登録しておくなどの手法にも、少しずつ取り組んでいます。(竹内氏)
- 私たちは各入居者のケア計画を定期的に見直していますが、その際にも、これまでの経緯を「福祉の森」の記録からさかのぼり、今後のケア計画に活かしています。同じ入居者を同じ職員が24時間見ているわけにはいきませんので、こうした情報の共有はとても役に立ちます。(藤原氏)
INDEXへ戻る
創作・生産した成果物の販売に向けたシステムの拡充に期待
- 今後の展開について、お聞かせいただけますか?
- 職員の中でもパソコンの習熟度にバラつきがあり、まだすべてのシステムを使いこなすという段階には至っていません。まずは職員全員がパソコンに向かって記録を入力するということに取り組んでいます。(竹内氏)
- いずれは記録したケアの内容を、インターネットを介して家族の方がダウンロードできるようにしたいと考えています。常総ふれあいの杜のモットーであるオープンな姿勢を、ケア情報の公開という面でも実施していきたいです。そのためにも、職員のパソコン習熟度や意識を向上させていく必要があります。(宇都宮氏)
- これから「福祉の森」で改善して欲しい点はありますか?
- 今後、学童の放課後支援にも取り組んでいく方針です。しかし、市町村ごとに料金単価が異なるため、請求作業の煩雑化が予想されます。利用者が該当する市町村の単価を調べて、次に何日間・何時間利用があったかを調べる、という部分をシステムで自動的に処理できるようにしてもらえるとうれしいですね。また、私たちが行なっている創作活動や生産活動について、今後はその成果物の販売も視野に入れています。そのため、日ごとの売り上げや原材料費などが簡単に処理できる機能も、いずれ付加していただければと思います。(藤原氏)
INDEXへ戻る
お客様の概要
常総広域障害者支援施設「常総ふれあいの杜」

常総ふれあいの杜様は、常総地方広域市町村圏事務組合より指定を受け、2007年7月に開設した障がいのある人の支援施設です。身体障がい者と知的障がい者が同じ空間で生活しながら、機能訓練活動、創作的活動、生産活動を行なっています。
常総ふれあいの杜様の施設外観。
建物前の広いスペースは、地域との
交流の場としても活用されています。
施設内に6つある入居棟。
その入口にも、常総ふれあいの杜の
モットーであるオープンな雰囲気が漂います。
施設に併設されている「お菓子工房」。
毎週土曜日には、入所中の方たちとその
ご家族との交流の場として活用されています。
入所中の方たちが共同で作り上げた
ちぎり絵による作品。希望者がいればその場で
お譲りすることもあるそうです。
担当者より一言
福祉の森 ビジネスパートナー
リコー販売株式会社
茨城支社 伊藤和典
障がい者自立支援法施行後の複合施設で福祉の森をご利用いただいています。
私どもは県内外に60を越える福祉の森の導入実績を持っております。常総ふれあいの杜様のケース記録に対するニーズは、管理項目が微妙に異なる知的、身体に障がいのあるご利用者様を1つの施設で運用できる点と、介護施設運営でのノウハウを障がい施設に取り込みたいという点をシステムで融合し、「ひとつのかたち」にしたいということでしたので、ご提案にあたって非常に厳しい状況でした。システムでカバーできることと運用でカバーしていただくことで何とかご要望にお応えすることができました。今後も定期的にフォローさせていただき、現場の職員の方から「導入してよかった」といっていただけるよう頑張りたいと思います。
株式会社日立情報システムズ
冨永明彦
今後も業務効率化に貢献していきたいと思います。
福祉の森は、発売から14年、現在全国で約1600カ所の施設様にご利用いただいております。
この豊富な実績で得られた経験と業務ノウハウを活かして、ビジネスパートナーと一体になってお客様にシステム提案させていただき、お役に立ちたいと考えております。
職員様の業務効率化と施設利用者様へのサービス向上のため、今後も貢献していきたいと思います。

-
- 今回の取材にご協力いただいたお客様
-
- 社会福祉法人日本キングス・ガーデン「常総ふれあいの杜」
- 社会福祉法人日本キングス・ガーデン 理事長代理 兼 特別養護老人ホーム筑波キングス・ガーデン 施設長 宇都宮和子氏
- 常総広域障害者支援施設「常総ふれあいの杜」施設長 藤原裕也氏
- 常総広域障害者支援施設「常総ふれあいの杜」支援職員 竹内真由美氏
ご協力ありがとうございました。
- 2009年3月掲載
- 本事例に記載の情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。
このページの先頭へ